幕末・明治天然色写真館 カラー化画像 とにかく「偉人伝」の代表みたいな野口英世、貧農の家庭に生まれ、一歳で左手を大火傷、そんな障害から医師を目指し、国際的細菌学者となり黄熱病の研究中、自身も罹患し、アフリカのガーナにて死す。そんな苦労と成功のストーリーで、野口英世の偉大さが描かれています。それはそれで偉大な功績なんですが、野口英世という人物が本当に尊敬に値する人物なのかと言えば疑問なところろ、 とにかく金銭感覚がまるで駄目、まとまった金が入れば学費でも渡航費用でも大事な金を吉原通い等で使い果たしてしまう、さらに借金を重ねたり、挙句は結婚詐欺まがい(いや本当に詐欺らしい)までして金を得て、さらに放蕩で使い果たしてしまうと、金に関してはまるで駄目人間。そもそも「野口英世」という名前自体が、本名の「野口清作」より改名した理由が、坪内逍遥の「当世書生気質」(野々口精作という田舎出の医学生が遊里遊びに堕落するというストーリ)の登場人物が自分にそっくりでまずいと思い、改名したほどですから、自分でもそこのところは自覚していたようです。 お金にルーズな人がお札の肖像になるとはふさわしいとも思えませんが、野口英世にあやかり貯金などせずにお金をもっと使えという政府の経済対策かもしれません。でも千円ではね〜、効果も薄い?。 |